2012年9月1日土曜日

About

The Beginning of World's End
2012.11.18 (Sun.)  at Fukuoka UTERO

【Act】
The Everything Breaks / THE ANDS / The Plashments 

open 18:00 / start 18:30
adv.¥ 2,500- / door ¥ 3,000- (+1drink order)

【Info.&Ticket Reservation】
UTERO  092-201-0553 or bwe121118@gmail.com

※チケット予約は、お名前・予約枚数・メールアドレスをご記入の上、上記アドレスへお送り下さい。


【Prologue】
 相も変わらず群雄割拠のバンドシーンではありますが、個人的には勝手にロックンロール・リバイバル。その背景には、昨年から今年にかけて出会った3つのバンドの存在があります。
 その3つのバンド−−−The Everything Breaks、THE ANDS、The Plashmentsと共に、このたび福岡へ上陸(帰還)することとなりました。いずれも、福岡初お目見え。かつて日本のリバプールと呼ばれた福岡の地で、なんとしてもいちばんはじめにお披露目したかった至極の顔合わせです。
 原点回帰の一言で済ませてしまうには余りある、各々のルーツを破壊も厭わぬ創造性とポップネスをもって現在進行形のロック・ミュージックへと昇華した彼等の音楽には、黴臭いノスタルジィや一過性の時代感からは遠く離れた普遍的なミュージック・パワーが強烈に息づいていて、それは紛れも無いロックンロールの本質に通ずる価値ではなかったかと思わずにはいられません。
 そして———We’ll take a ride – to the land of we’ve never known———かつて偉大な先達が連れ出してくれたように、まだ見ぬ景色を臨む瞬間へとこの夜彼等が連れ出してくれるであろう予感で、心はすでに満ち満ちている次第です。
《企画・コーディネイト:山崎 聡美(le thew)》



【Introduction】

*The Everything Breaks
 ex.PEALOUTの近藤智洋、高橋浩司が2011年にスタートさせた新たなるバンド、The Everything Breaks。メンバーは、近藤(Vo), 高橋(Dr), 佐山忍(E.Gt/ex.WORD), 恩賀周平(B)。トラディショナルな英国的ロックスタイルを軸に、さらにタイトでスピード感溢れるハードなアンサンブルをリリカルに、メロディックに打ち鳴らす、4ピースのバンドである。(その名の通り)破壊的なまでに硬質でソリッド、ストレートなビート感を打ち出しながら構築していく磁場は抗いがたくアジテイトで、ヴォーカリストに徹する近藤の歌はその磁場の中心として比類ない求心力を発揮している。熾烈でタフなプレイヤー同士が一触即発の空気を孕んで対峙する緊張感に満ちたライヴステージには、心身共にただただ昂揚するばかり。


*THE ANDS
 磯谷直史(Vo&Gt,monokuro)、朱雀佑輝(Ba,NANANINE)、大坪徹志(Dr,hare-brained unity)により、昨春始動したTHE ANDS。所謂ギター・ロック・シーンの中核を成してきた同世代の3人があらためて集い始めたのは、正直すぎるくらい正直に、バックグラウンドにあるブリティッシュ・ロック、オルタナティヴ、グランジを咀嚼吸収し、THE ANDSというフィルターを通してアグレッシヴに、開放的に、ポップネスに昇華すること。この夏リリースされた1stアルバム『FAB NOISE』には、バンドのそんな音楽的信条がそのまま浮き彫りになっている。タイトでグルーヴィー、かつ抜群の瞬発力を備えたリズム隊と鋭角的でエグい爆音ギターによる拮抗したトライアングルもまたライヴステージでの見どころである。


*The Plashments
 吉川コウタ(Vo,Gt)、山崎弘貴(Gt,Vo)、角田悠(Ba)、岡田岳(Dr)から成る。全員1989年生まれの23歳、東京出身。2008年11月結成。60sブリティッシュ・ロックから受け継いだガレージサウンドと、ザ・ビートルズ~オアシス系譜の卓越したメロディセンスを武器とする、尖鋭なロックンロール・バンド。バンドのフェイバリットのひとつであるザ・クラッシュの如く、内包する音楽性は実に幅広く、ブルース、ソウル、グラム、ニュー・ウェーヴ等のエレメントも脈々と息づいている。それは、例えばロンドンやリヴァプールの薄汚れたパブで出会ったとしても違和感のない、凄烈で色気溢れるロックンロールであり刹那的な悦楽の瞬間を断続的に刻むビートであり、同時に普遍的な旋律の連なり、積み重なった和音の歴史を伝え得るメソッドでもある。現在、三軒茶屋HEAVEN'S DOORや下北沢Daisy Bar等都内ライブハウスでのギグを中心に活動中。今冬、自主制作によるEP盤をリリース予定。